サービスを使いCO2排出量を確認する部品メーカー社長㊧と静岡銀行担当者(9月、浜松市)

静岡銀行の二酸化炭素(CO2)排出量などを計算するサービス「しずおかGXサポート」が2024年度中にも県内全ての地域金融機関で取り扱われる見通しとなった。県内企業の利用が伸びており、今後は自治体との連携も強化する。地域全体の脱炭素化の入り口として、さらなる利用促進と脱炭素経営の支援につなげる。

サービスは原則無料で使え、クラウド上でガソリンや電気の使用量などを入れるとおおよその数値が把握できる。23年10月に提供を始めた。静岡銀が取引先の企業を中心に利用を働きかけるほか、他の地銀や信用金庫とも連携して普及を促す。この約1年で導入実績は1500ほどに達した。

静岡中央銀行が年度内の取り扱いを決め、県内の4地銀と9信金全てで提案できるようになった。静岡銀の親会社、しずおかフィナンシャルグループ(FG)は自治体との連携協定も結んでおり中期経営計画で掲げる地域全体の脱炭素化を急ぐ。

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