信用情報機関のシー・アイ・シー(東京・新宿、CIC)は28日、消費者の信用状況を指数化する「クレジット・ガイダンス」の提供を始めた。新サービスでは大きく5段階の手順を経れば、誰でも自分の「信用スコア」を入手できる。200〜800点で示され、算出理由も合わせて提供する。

開示請求は、年末年始も問わず、毎日午前8時から午後9時45分まで受け付ける。今回はインターネットを通じたクレジットカード払いでの開示請求方法を解説する。スムーズに進めば15分程度で開示できる。

第1段階:受付番号を取得(数分)

手続きはCICのホームページに記載された専用ダイヤル「0570-021-717」(下記の画面)に電話するところから始まる。音声ガイダンスに従って受付番号を取得する必要があるものの、数分で取得できる。

受付番号を取得する画面(CICホームページ)

1)手数料500円の支払い方法としてクレジットカードを選択(携帯電話の引き落としに使う決済を選ぶこともできる)

2)クレジットカードの有効期限を入力して6桁の受付番号を取得

第2段階:専用サイトで受付番号を入力(数分)

受付番号を取得し通話を終了する。CICのホームページに戻り、専用サイト(下記の画面)をクリックすれば次の手続きに進める。ここで受付番号と自分の電話番号を入力する。

専用サイトで受付番号を入力する

1)CICホームページ内の「情報開示専用ページへ」をクリック

2)利用規約に承諾後、受付番号と電話番号を入力

3)「インターネット開示の申込を行う」をクリック

第3段階:個人情報を入力(数分)

開示手数料を支払うためのクレジットカード番号や個人情報を入力する必要がある。ただ、入力項目は生年月日やメールアドレスなど数えるほどで負担は大きくない。

「希望する」にチェックを入れる(開示請求画面)

1)名前や生年月日、カード番号、メールアドレスなどの必須項目を入力

2)クレジット・ガイダンスの項目に「希望する」にチェック

第4段階:パスワードを取得(即時)

開示に必要なパスワードの取得手続きもそう時間はかからない。「希望する」にチェックを入れると、受付番号(第1段階で取得した6桁の数字)が再度表示される。さらにクレジットカードの有効期限(第1段階で入力した4桁の数字)を足した10桁の数字がパスワードになる。

PDFをダウンロード後、パスワードを入力すると開示できる。パスワードをスマホのカメラなどで撮影しておけば紛失を回避できる。

開示手続きの終盤にパスワードが表示される(開示請求画面)

1)必須項目の入力後に表示される10桁のパスワードを確認

2)「確定」をクリックし、スコアなどが記載された「信用情報開示報告書」のPDFをダウンロード

第5段階:自身のスコアを確認(即時)

パスワードを入れると即座にPDFが開き、指数と算出理由をその場で確認できる。ホームページに載っている「クレジット・ガイダンス指数分布」を見れば、全体の中でのおおよその自分のスコアの位置を確認できる。

クレジット・ガイダンスの指数分布(CICホームページ)

1)「信用情報開示報告書」の後半に記載された指数と算出理由を確認

2)ホームページの「クレジット・ガイダンス指数分布」(下記の画面参照)を参照

28日はサービス開始日ということもあって専用ダイヤルがつながりづらい状態が続いた。また開示手数料の支払いに使えるクレジットカードの種類に制限があるなど、開示がスムーズにいかない場合もある。信用スコアの普及のためには、開示手続きの改善も欠かせない。

一連の手続きを示したフローチャート図は以下の通り。難しい手続きではないので、1度試されたらどうだろうか。

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