川崎信用金庫(川崎市)は2025年6月、初の事業者向け特化型店舗を東京都品川区に開設する。一般の個人客は利用できず、事業者への資金繰りや経営支援の相談に応じるのが特徴だ。場所は京急大森海岸駅、JR大森駅から近く、周辺に多く存在する中小、個人事業者の需要に応じる。
店舗名は大森支店で、品川区に店舗を設けるのも初めて。取引先の法人を開拓するため、22年4月には「大森オフィス」を設けていた。品川区は事業者数が多く、隣接する大田区とあわせて一定の需要が見込めるとして支店開設を決めた。ATMや貸金庫は置かない。
新たな支店としては1998年の宮前平支店(川崎市)以来の開設となる。ビル2階の「空中店舗」で顧客の来店は事前予約制とする。現在、都内には大田区に糀谷支店、久が原支店の2店舗がある。新店舗は大田区北部に面しており、既存2店舗とあわせて同区の資金需要をきめ細かく開拓する役割も担う。
【関連記事】
- ・川崎をむすぶ信金職員、音楽大学との連携やSDGsに奔走
- ・川崎信用金庫、コア業務純益18%減 4~9月期
- ・川崎信金、奨学金返済支援や退職者雇用 人材確保へ攻め
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。