清水銀行と静岡県公立大学法人は25日、相続人以外に故人の財産を寄付する「遺贈」に関する連携協定を結んだ。清水銀の遺贈協定締結は初めて。同大学法人が運営する静岡県立大への寄付を、経済的な事情を抱える学生の支援などに生かす。
清水銀が遺贈先として大学の運営する「おおぞら基金」を紹介するほか、遺言の作成や執行を支援する。基金は学生の修学支援以外にも、研究拡充や地域貢献活動に使われており用途の希望もできる。県立大学は9月に静岡銀行とも同様の協定を結んでおり、他の金融機関にも今後広げる方針だ。
大学法人の今井康之理事長は「大学の歴史は長く、地域住民や卒業生など幅広く活用してほしい」と期待を寄せた。清水銀行・八木真樹取締役は「スタートアップ支援など、産学連携も進めていく」と強調した。
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