米投資ファンドのKKRは19日、富士ソフトへの第2回TOB(株式公開買い付け)を20日から始めると発表した。TOBの期限は12月19日。対抗する米ベインキャピタルの提案より1円高い1株あたり9451円で募る。
KKRはTOBを2段階で進める。9月5日〜11月5日に実施した第1回のTOBは1株8800円での買い取りを提示し、発行済み株式の33.86%を取得した。第2回TOBは当初、第1回と同額で募集する予定だったが、ベインキャピタルが9450円で提案していたことを踏まえ、11月15日に価格引き上げを表明した。
富士ソフトは同日の取締役会で、KKR案への賛成とベイン案への反対を決定した。
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