工事が進む「高輪ゲートウェイシティ」の超高層ビル。右下はJR高輪ゲートウェイ駅=3月、東京都港区
東京の品川や新宿、渋谷といったターミナル駅で「100年に1度」と言われる大規模な再開発が佳境を迎えている。事業主体となる鉄道会社は利用者数が頭打ちとなる中、好立地を生かした不動産事業に活路を見いだしたいと期待。街の顔である駅がどう変わるのか注目される。 都心の大規模再開発は2000年代に本格化したが、列車がほぼ終日運行する駅の工事は難しく、再開発の中では後発組。鉄道会社はコロナ禍で減った運輸収入が完全には戻っていない。一方でテレワークが減り、オフィス需要は盛り返してきた。 明治大の市川宏雄名誉教授は「品川と新宿も開発をどう駅の周囲に広げられるかが(成功の)鍵だ」としている。
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