富山信用金庫(富山市)が15日発表した2024年4〜9月期の決算は、純利益が前年同期比3%減の3億8600万円だった。与信関連費用の増加が影響した。

記者会見する鷲塚一夫理事長(15日、富山市)

売上高にあたる経常収益は同3%増の22億円だった。有価証券利息配当金の増加などで資金運用収益が増加した。本業のもうけを示すコア業務純益(投資信託解約損益を除く)は同8%増の6億8200万円だった。

同日記者会見した鷲塚一夫理事長は、預金金利を引き上げたことに絡んで「(一方で)貸出金の利息増加は追いついていない。今後の貸出金利については顧客の状況を見て対応していく」と話した。

預金残高は前期末比5%減の4371億円となった。対策として地区を限定して金利の高い定期預金の募集を開始する。25年3月まで一部の営業部で実施し、効果があれば他地域での展開も予定している。

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