廃棄予定の富山県産チューリップの花びらを敷き詰めた「フラワーカーペット」=26日、大阪市中央区のなんば広場

2025年大阪・関西万博の開催機運を盛り上げようと、高島屋大阪店前のなんば広場(大阪市中央区)で26日、全長約20メートル、幅約5メートルの「フラワーカーペット(花のじゅうたん)」が登場した。廃棄予定の富山県産チューリップ約3万8千本を使い、能登半島地震の復興への願いも込めたもので、28日まで展示する。

万博開幕1年前の今月13日から半年間の予定で始まった「ミナミ・フライング万博」の一環で、地元商店会や南海電気鉄道など大阪・ミナミを拠点にする企業・団体がつくる「なんば・道頓堀公共空間活用連絡会(NDK)」が主催する。

なんば広場では28日までの3日間、「オープニングイベント」として音楽ライブやサーカスなどのステージのほか、大阪・関西万博のPRや被災地・石川県の物産販売の各ブース、キッチンカーなども出店する。

「フラワーカーペット」にチューリップの花びらを敷く2025年大阪・関西万博公式キャラクター「ミャクミャク」(中央、左隣は大阪市の横山英幸市長)=26日、大阪市中央区のなんば広場

26日の式典で万博公式キャラクター「ミャクミャク」とともに登場した大阪市の横山英幸市長は「来年の万博へミナミから元気を発信しましょう」とあいさつ。飲食店「串かつだるま」経営者でNDKの上山勝也会長(道頓堀商店会会長)は「1年前からミナミを万博一色に染めようと、町衆が立ち上がった。一緒に大阪を盛り上げ、ほんちゃん(本番)の万博を迎えたい」と景気づけた。

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