2024年4〜9月期の決算を説明する群馬銀行の深井彰彦頭取㊧(11日、前橋市)

群馬銀行が11日発表した2024年4〜9月期の連結決算は純利益が前年同期比54%増の229億円と中間期で過去最高だった。中間配当を前期比で10円、期末配当を8円上げ、年間配当を18円増の40円とする。

貸出金残高の伸びと貸出金利回りの改善により資金利益が前年同期比37億円増加。法人向け手数料収入などを含む非金利業務利益も4億8500万円増えた。本業のもうけを示す単体のコア業務純益(投資信託解約損益を除く)は13%増の237億円。単体の与信費用は約1億円に抑えられ、年間では期初予想の30億円から18億円に引き下げた。

24年9月末の貸出金残高(単体)は法人向けなどが伸び、前年同月末比6%増の6兆6010億円となった。国内の貸出金利回り(同)は日銀の政策金利引き上げで0.93%と、前年同期比0.04ポイントの上昇に転じた。同月末時点の預金残高(同)は前年同月末比2%増の8兆5302億円だった。

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