四国銀行が11日発表した2024年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比5%増の42億円だった。日銀の政策変更に伴い、貸出金や有価証券の運用利回りが上昇し資金利益が増えたほか、与信関係費用は低位で推移した。あわせて、株主還元を強化する方針を打ち出し、年間の配当予想を前期比10円増の50円(従来予想は40円)に引き上げた。
売上高に当たる経常収益は前年同期比4%減の259億円だった。本業のもうけを示す単体のコア業務純益(投資信託解約損益を除く)は22%増の62億円だった。25年3月期通期の業績予想については与信関係費用の見通しに大きな変更がないことなどから据え置いた。
また同行は株主還元を強化して、配当性向の目標を30%以上とする方針を明らかにした。中間配当は25円と従来予想から5円増やした。期末配当も25円とする予定で、年間配当は10円増える見通しだ。
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