ヤナセが扱うイタリアの高級車「フェラーリ」と森田考則社長=26日午後、東京都内

高級輸入車販売のヤナセ(東京)は26日、新たにイタリアの高級車ブランド「フェラーリ」の取り扱いを始めると発表した。東京都新宿区で27日に営業拠点を開設し、新車と認定中古車を販売する。日本の高級車市場は海外メーカーから依然として高い注目を集めているといい、富裕層の旺盛な購買需要を取り込む考えだ。

ヤナセによると、イタリア車の販売は1930年前後に一時フィアットを扱って以来、約90年ぶり。ドイツのメルセデス・ベンツやBMW、米キャデラックなどを売るヤナセにとって、フェラーリは8番目のブランドになる。

新拠点の「ヤナセ フィオラーノ モトーリ」ではフェラーリの販売のほか車両整備も担う。新車の場合、車種に応じ3千万円台や4千万円台からの価格帯が中心。受注生産のため注文から引き渡しまで2年程度はかかる見込みという。

26日の開所式でヤナセの森田考則社長は「世界のトップブランドを扱う喜びをひしひしと感じる」と述べた。

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