グーグルのロゴ(ロイター=共同)

 【モスクワ共同】ロシアの裁判所は10月31日までに、米IT大手グーグルに対し、罰金2澗ルーブル(約3澗円)を支払うように命じた。澗はゼロが36個並ぶ単位。ロシア国営テレビなど17放送局が動画投稿サイト「ユーチューブ」のチャンネルを停止されたとして訴えていた。ロシア紙RBKなどが報じた。  ロシアのペスコフ大統領報道官は31日、「金額には象徴的な意味があるが、グーグルは放送局の活動を制限せずに是正すべきだ」と述べた。  放送局のユーチューブのチャンネル停止は一部で2020年ごろから始まり、22年2月のロシアによるウクライナ侵攻開始後、国営ニュース専門テレビ「ロシア24」などのチャンネルが停止された。放送局の訴えを受けて裁判所はグーグルに再開を命じ、命令が履行されない場合は罰金を徴収するとしていた。  法曹関係者によると、罰金が毎日増え続けた結果、9月の時点でゼロの桁数は33だったという。


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