八十二銀行は中期経営目標を変更し、融資先の温暖化ガス排出量の算定を促進する新たな項目を設定した。2025年度までに450社の融資先の排出量を把握する。同行が持続可能な社会実現に向けた重点課題として定める、脱炭素化への対応の一環として取り組む。
再生可能エネルギーの創出に向けた項目も新設した。24年度から30年度にかけて、事業用再エネ発電設備向けの「サステナブルファイナンス」を累計で900億円実行する。ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)水準や、太陽光発電設備が付いた住宅ローン・リフォームローンを累計で1万件実行する。
また、八十二グループで25年度に温暖化ガス排出量をネットゼロ(実質ゼロ)にする目標も定めた。30年度には19年度比で80%削減する。これまでは八十二銀行単体の削減目標を設定していたが、前倒しで達成したため目標を改めた。
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