九州・沖縄の銀行シェアは福岡銀行が8年連続で首位だった

帝国データバンク福岡支店がまとめた九州・沖縄のメインバンク企業数(2024年4月時点)のシェアは、ふくおかフィナンシャルグループ(FG)傘下の福岡銀行が13%と8年連続で首位だった。前年調査と比べた上昇幅は0.15ポイントと、上位10銀行で最大だった。

九州・沖縄に本店を置く17万1396社がメインバンクと認識している金融機関を調べた。2位は西日本フィナンシャルホールディングス(FH)傘下の西日本シティ銀行で12.1%だった。

3位はふくおかFG傘下の十八親和銀行で8.2%。次いで4位の肥後銀行が7.3%、5位の鹿児島銀行が5.7%と九州フィナンシャルグループ(FG)傘下2行がランクインした。

福岡県内のシェアは福岡銀と西日本シティ銀の合計で70.3%を占めた。帝国データバンク福岡支店によると福岡銀は筑豊エリアを除く地域で構成比が増え、西日本シティ銀は北九州エリアのシェアが高まったという。

九州の金融業界では台湾積体電路製造(TSMC)進出を契機に、台湾の中国信託フィナンシャルホールディング(CTBC)傘下にある東京スター銀行が参入するなど活発な動きがある。一方で人手不足や事業承継といった課題に悩む企業も多く、同支店は「地域金融機関ならではの視点を用いた伴走支援が求められる」と指摘している。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。