24日のニューヨーク外国為替市場の円相場は対ドルで下落し、一時1ドル=155円37銭と1990年6月以来、約34年ぶりの円安ドル高水準を付けた。米長期金利が上昇したことを受け、日米の金利差拡大を意識した円売りドル買いが広がった。
午後5時現在は、前日比50銭円安ドル高の1ドル=155円28~38銭を付けた。ユーロは1ユーロ=1・0693~0703ドル、166円13~23銭。
朝方発表された経済指標で米景気が堅調なのが示されたことから、高インフレが続いて米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ開始が遅れるとの警戒感が高まった。1ドル=155円の節目を突破後も、円売りドル買いが加速した。
市場関係者の間では、日本政府・日銀が為替介入に踏み切るかどうかが注目されている。(共同)
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