欧州連合(EU)欧州委員会は24日、中国が欧州の企業を医療機器分野の公共調達から締め出している疑いがあるとして調査を始めたと発表した。公共調達市場への相互アクセスを目的としたEUの制度に基づく初の調査となる。不公正な行為を確認した場合は、中国企業によるEU内の公共調達へのアクセスを制限することができる。
EUは昨年10月に中国製の電気自動車(EV)に支出されている政府補助金の調査を開始。今月に入り、太陽光発電や風力発電関連の中国企業に対する調査も相次いで発表しており、中国の産業保護策に対抗する姿勢を鮮明にしている。
医療機器を巡っては今月5日の米国との共同声明で、中国が外国勢の参入を阻んでいる実態を批判していた。(共同)
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