長野県松本市の百貨店「井上」は24日、JR松本駅(同市)前にある本店の営業を2025年3月末で終了すると明らかにした。1979年の移転から45年が経過し、老朽化で大規模な設備更新が必要な状況にあるとした上で「快適にお買い物を楽しんでもらうことが困難と判断した」と説明している。

営業終了後は、同社が運営するショッピングセンター「アイシティ21」(同県山形村)の百貨店棟に統合される。本店の跡地の活用方法は未定。近く、従業員対象の説明会を開く。

井上は1885年に呉服業として創業した。

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