埼玉県信用金庫は浦和支店などを刷新する(2日、さいたま市)

埼玉県信用金庫は15日、浦和支店(さいたま市)と同支店内で営業する浦和東支店を刷新する。デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に合わせて営業担当者の業務エリアを全面的にフリーアドレス化するなどの試みも取り入れた。最上階には交流会が開けるラウンジも設け、顧客や外部機関との関係強化にもつなげる。

営業職員のスペースをフリーアドレス化した(2日、さいたま市)

新店舗は7階建てで、2〜3階が2支店の営業店。窓口にはタブレット端末も設置し、入出金をする際などに伝票を書かなくても済むようにする。5〜6階には130人ほどを収容できる大会議室を設置し、職員の研修などに幅広く活用していく。

2支店は建て替え工事の間、近隣の仮店舗で運営していた。新店舗は東京都心部からアクセスがしやすく、支店営業にとどまらず「様々な情報発信する象徴的な拠点になるように構想した」(同庫)という。

新店舗の開業にあたり、15日午前にはテープカットなどの式典を催す。埼玉県の大野元裕知事、さいたま市の清水勇人市長らも出席する予定で、17日まで成約記念品も贈呈する。

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