ソニー本社=東京都港区

ソニーグループは24日、セブン―イレブンなどコンビニエンスストア500店舗に、AI(人工知能)を搭載したカメラを導入すると発表した。店内の電子看板に向けられた視線の数や持続時間などをAIで分析し、商品の売れ行き状況と組み合わせて広告効果を測定。効果的な広告づくりにつなげる狙いがある。

すでに一部の店舗で導入を始めており、夏までに500店舗まで拡大させる計画だ。

電子看板にカメラを据え付け、体や頭の向きなどから視線が向いているか判断し、データを収集する。カメラは目立ちにくいサイズにし、簡単に据え付けられるようにした。送信するデータ量を抑えることで、多店舗で展開してもネットワークへの負荷を軽くし、コスト削減にもつながるという。

導入は、ソニーグループ子会社で画像センサーを手がけるソニーセミコンダクタソリューションズ(神奈川県厚木市)が進める。

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