東京商工リサーチは7日、4~9月の介護事業者の倒産(負債額1千万円以上)が95件だったと発表した。介護保険制度が始まった2000年度以降、上半期として最多を更新した。23年度上半期と比べ66・6%増。燃料費などの高騰による経費増や人手不足が影響した。これまでの最多は22年度上半期の73件だった。通年の倒産件数も過去最多を超えるとみられる。  業種別に見ると、ホームヘルパーが高齢者宅を訪れる「訪問介護」が46件で最多。訪問介護事業所が受け取る基本報酬が24年度から減額されたことで「事業継続を諦めたケースがあった可能性がある」とした。  都道府県別で最多は大阪の12件。


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