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日立製作所の子会社で送配電事業を担う日立エナジー(本社スイス)は24日、変圧器の生産能力向上のため2027年までに計15億ドル(約2322億円)超を投資すると発表した。世界的に拡大している電気自動車(EV)や人工知能(AI)の電力消費に対応する。欧米やアジアで工場を増やし、4千人以上を新たに雇用する。

変圧器は発電所や変電所に用いられ、効率的な送配電に重要な役割を担う。デジタル化の進展で電力損失を抑えられる機器が注目されており、日立グループが目指す脱炭素化の推進にも貢献するとしている。

日立エナジーは21年ごろから欧米や中国などで生産設備の増強を進めている。フィンランドでは約1億8千万ドルを投じ、約3万平方メートルの変圧器の工場を新設する。

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