三井住友海上火災保険は30日、複数の保険会社の商品を扱う「乗合代理店」に出向していた社員が競合他社の契約に関する1万2846件の情報を抜き取り、三井住友海上に漏らしていたことが新たに分かったと発表した。8月末時点では128件としていたが、継続調査で大幅に増えた。  内訳は個人が1万1831人分、法人が1015社分。競合他社も含めたシェアの確認や商品提案の可能性を探るため、契約者の名前や契約している保険会社名、満期日といった他社の契約情報を代理店から抜き取っていたという。  三井住友海上は、漏えいを「未然に防げなかったことを真摯に受け止め、信頼回復に努める」とコメントしている。


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