千葉興業銀行はホテル三日月(千葉県・木更津市)に対して、環境や社会問題・経済課題の解決を目指す企業を支援する融資「ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)」を5億円実行した。
2024年から始めた自前のエビの陸上養殖が、持続可能な食料生産の確保につながると評価。ホテルが雇用している外国籍人材への、日本語検定取得費用の補助などきめ細かな対策に社会的な意味があると判断した。従来のビュッフェスタイルを改め、食品廃棄物の削減に取り組む姿勢も評価の対象とした。
千葉興銀は24年から国連が推奨するPIF型融資に力を入れ始めており、5億円の融資額はこれまでで最大。期間は5年で用途は限定せず運転資金として使える。ホテル三日月は木更津のほか、栃木県日光市やベトナム・ダナンでもリゾートホテルを展開している。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。