東和銀行は個人向けと法人向けの営業体制の分業化を進めるため、10月1日から本部組織を改編する。個人客に特化する「個人営業部」を新設し、取引先企業の本業支援などを担う「リレーションシップバンキング推進部（リレバン推進部）」を「法人営業部」に名称変更する。業務の選択と集中により行員の専門性を磨く。
新設する個人営業部には住宅ローンや資産形成支援などに関わる業務を支店や他部署から集約する。リレバン推進部の名称変更に伴い、金融商品の企画立案などを行う「リレーションシップバンキング戦略部」は「営業企画部」とする。
同行は国が注入した公的資金350億円を5月に完済し、2024年度から3カ年の新中期経営計画に取り組む。これまで各支店では1人の行員で個人と法人の両方の営業を担当していた。
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