米国のドル紙幣(ロイター=共同)

 27日の東京外国為替市場の円相場は、自民党総裁選を受けて乱高下し、一時1ドル=143円台前半を付けた。146円台前半まで下落する場面もあり、値幅は3円程度と短時間で大きく動いた。  午後3時現在は前日比1円24銭円安ドル高の1ドル=146円25~26銭。ユーロは1円78銭円安ユーロ高の1ユーロ=163円24~31銭。  自民党総裁選は高市早苗経済安全保障担当相と石破茂元幹事長の決選投票となり、日銀の利上げに否定的な高市氏が勝利する可能性を意識した円売りが一時優勢になった。その後、新総裁に石破氏が選ばれると、巻き戻しの円買いが一気に進んだ。


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