米テスラのロゴ(ゲッティ=共同)

米電気自動車(EV)大手テスラが23日発表した2024年1~3月期決算は売上高が前年同期比9%減の213億100万ドル(約3兆3千億円)となり、20年4~6月期以来、約4年ぶりの減収となった。純利益は55%減の11億2900万ドルだった。他社との競争激化やEV需要の一巡を背景に米国や中国といった主要市場での販売が低調だった。

本業のもうけを示す営業利益は56%減の11億7100万ドルだった。営業利益が売上高に占める割合を示す営業利益率は5・5%と、前年同期の11・4%から半減した。世界販売台数は9%減の38万6810台だった。ドイツにある工場が火災で操業を停止したことなども足を引っ張った。

販売が振るわない中、テスラはコスト削減での業績改善を急いでおり、米メディアによると、全世界の従業員のうち10%超の削減を検討している。(共同)

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