スーパーの売り場に並ぶパック入りの卵=東京都練馬区の「アキダイ」

 JA全農たまごは25日、鶏卵の卸売価格(東京地区、Mサイズ基準値)が同日時点で1キロ260円になったと発表した。7月平均の200円と比べ3割の上昇。猛暑で鶏が夏バテ状態となり、生産量や1個当たりの重量が減ったことで供給不足に陥った。同時にハンバーガーなど「月見商戦」激化で外食向けの需要増が重なり、価格高騰を招いた。今後、冬場に向けて鍋やおでんの需要も見込まれ、年内は高値傾向が続くとの見方がある。  JAが分析する卸値相場はスーパーなどの店頭価格に影響する。大阪、名古屋、福岡でも同様の傾向で、新米や他の食品も値上がりしている中、さらなる家計負担につながる可能性がある。


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