第15回中日新聞社広告大賞一般紙の部で最優秀賞を受賞した株式会社JERAの藤家美奈子執行役員企業価値創造担当(左)=24日、東京都千代田区の帝国ホテルで(安江実撮影)
第15回中日新聞社広告大賞の表彰式が24日、東京都千代田区の帝国ホテルで開かれ、入賞した20の企業・団体が表彰を受けた。 昨年4月〜今年3月に東京新聞と中日新聞、東京中日スポーツ、中日スポーツに掲載した広告が対象。353点のノミネート作の中から、読者審査員が1次審査、専門家ら7人が最終審査をした。 一般紙の部の最優秀賞は、総合エネルギー会社のJERA(東京都中央区)が受賞。名古屋港水族館のマリンブルーの美しい大水槽が目を引くデザインだが、コピーは海洋での環境異変を具体的に提示する辛辣(しんらつ)な内容で、「いっしょに考えたい。海といのちのこと。みんなの未来のこと」と訴えている。専門家審査員の澤田泰廣多摩美術大教授は「問題を直視し、一人一人が思いをはせることが大切という強固なメッセージが心に響く」と講評した。最優秀賞となったJERAの広告
スポーツ紙の部は、競輪とオートレースを統括する公益財団法人JKA(東京都港区)の「ガールズケイリン×国際女性デー」の広告が最優秀賞に選ばれた。 中日新聞社の大島宇一郎社長はあいさつで「この賞の特徴は読者という生活者の感覚を審査基準に取り入れていること。受賞作には、真摯(しんし)に力強くメッセージを伝える作品、新聞という紙媒体の特性をうまく利用した作品、生活者の毎日の暮らしに寄り添うような作品が並んだ」と述べた。(小沢慧一) 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。