八十二銀行は10月から、店頭のデジタルサイネージ(電子看板)や法人向けインターネットバンキングのサービスサイトに顧客企業などの広告を掲載する取り組みを始める。既存媒体を活用して、顧客の知名度向上や販路拡大などを支援すると同時に収益源を多様化する。

サイネージは同行のキャンペーン案内などに使われており、各店に1〜2台設置している。広告は動画か静止画で、新潟県や関東などを含む125店舗で放映する予定。エリアを限定した出稿への対応も検討する。ネットバンキングのサイトではトップページに静止画を表示し、クリックすると広告主のサイトにアクセスできる。

料金は月額制。表示するコンテンツは広告主が制作するが、要望に応じて同行が制作会社を紹介する。同行は媒体の強みについて「銀行としての信用力がある。サイネージでは広い店舗網を生かしたアプローチが可能で、ネットバンキングはターゲットを事業者に絞り込める」としている。

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