フランスパビリオンの起工式に参加したジャック・メール仏政府代表(左から3人目)ら=23日、大阪市内(黒川信雄撮影)
フランスパビリオンの完成イメージ。屋上には庭園が設置される© Coldefy & CRA-Carlo Ratti Associati
フランスパビリオンの完成イメージ© Coldefy & CRA-Carlo Ratti Associati

フランス政府は23日、2025年大阪・関西万博の会場建設が進む夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)で、同国パビリオンの起工式を行った。フランス館のテーマは「愛の賛歌」で、美しいスロープや屋上庭園を備えた気品ある外観になる。

起工式であいさつしたフランスのジャック・メール政府代表は、「パビリオンのテーマに掲げた愛には、自分や他人への愛、自然への愛、さらに仏日間の愛など、多様な意味がある。パビリオン、実施されるプログラムのあらゆる場で、愛を感じてほしい」と語った。

メール氏によれば、フランス館は建物の前面に指輪のような形の大型のスロープを設置し、そこから会場の眺望を楽しみながら入館できる。屋上には庭園を設置し、館内にはブティックやベーカリー、レストランなども備える。

フランス館の着工は来月末の予定で、来年初頭の完成を目指すという。メール氏は「工事は簡単ではなく、労働力や資材不足、建設の規制もある。さまざまな困難を乗り越えて、万博開幕までにオープンさせたい」と述べた。(黒川信雄)

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