Cboeシカゴ本社=ロイター

米取引所大手シカゴ・オプション取引所(CBOE)を運営するCboeグローバル・マーケッツは30日、日本で私設取引システム(PTS)を運営するジャパンネクスト証券の株式の14.8%を取得すると発表した。SBIホールディングス以外の既存株主が持つ株式を譲り受ける。筆頭株主であるSBIの保有比率は48.78%で変わらない。

SBIが既存株主からジャパンネクスト証券の株式を買い取り、規制当局の承認を前提にCboeに同株を譲渡する。Cboeは22年10月にSBIと株式やデジタル資産の取引や商品開発で業務提携しており、その一環でジャパンネクスト証券に資本参加する。

日本のPTSは現在、ジャパンネクスト証券と米Cboe傘下のCboeジャパン(旧チャイエックス・ジャパン)、SBIや三井住友フィナンシャルグループが出資する大阪デジタルエクスチェンジ(ODX)の3社がある。

Cboeのフレデリック・トムチク最高経営責任者(CEO)は「今回の投資は当社の日本へのコミットメントを改めて示す。Cboeジャパンは引き続きジャパンネクスト証券から独立して運営する方針だ」とコメントした。

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