金融経済教育推進機構(J-FLEC)は26日、出張授業の申し込みを同日から受け付けると発表した。資産形成などに関する有料の個別相談は今秋にも始める。安藤聡理事長は記者会見で「総合的な取り組みで金融経済教育を普及していきたい」と語った。
出張授業ではJ-FLECが認定したアドバイザーを企業や学校に派遣する。年間で1万回の出張授業と75万人への講義を目指す。講義ではJ-FLECが14日に公表した年代別の講義資料を使っていく。
資産形成や住宅購入といったライフプランの立て方などの有料の個別相談ではJ-FLECのアドバイザーが対面またはオンラインで対応する。有料の個別相談を初めて利用する人に相談料が8割引きとなるクーポンを配布するとともに、最大1時間の無料体験も始めるなど、相談しやすい環境を整える。
記者会見の冒頭で金融庁の井藤英樹長官は「国民が安心して金融経済に関するアドバイスを受けられる環境の整備は重要。J-FLECの取り組みを支えていきたい」と話した。国民のお金の知識と判断力の向上に向けて一体となって取り組んでいく。
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