群馬銀行は深谷支店・深谷上柴支店を新築移転した(26日、埼玉県深谷市)

群馬銀行は埼玉県深谷市の2支店を統合する形で移転し、26日にオープンした。保険や相続、ローンなどについて休日でも相談できる「個人相談プラザ」を併設し、群馬県外で初めて出店した。深井彰彦頭取は、スキルを持った行員や情報を集約することで「地域の様々な顧客のニーズに応える」としている。

市内にあった深谷支店と深谷上柴支店を集約した。延べ床面積は約1530平方メートル。17の相談ブースや応接室を設け、貸金庫を全自動化した。店舗内の壁面などに地元出身の渋沢栄一が産業育成に携わったレンガをあしらい、深谷市らしさを出した。26日の式典には小島進市長や深谷商工会議所の村岡正巳会頭も参加した。

深谷市にちなんで、壁面などにレンガをあしらった

同行は現在、既存店舗網の再構築とともに、休日の相談拠点やデジタルを通じた顧客との接点強化を進めている。2024年度までの中期経営計画の中で、個人相談プラザを増やすとしており、深谷は全体の5店目となる。銀行とプラザの空間を一体化したのは初めてで、「顧客に合ったサービスを迅速に提案できる」(同行)という。

深井頭取は「埼玉県北部は進出以降の歴史が長く、群馬銀行の主な営業エリアの一つだ。個人相談プラザは群馬県内で成功したモデルであり、埼玉県でも同じ形でのビジネス展開が可能だと考えた」と話す。同行は埼玉県内で23店舗を運営している。

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