23日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=146円台前半で取引された。  午前10時現在は前日比81銭円安ドル高の1ドル=146円07~08銭。ユーロは65銭円安ユーロ高の1ユーロ=162円42~44銭。  米連邦準備制度理事会(FRB)が9月に大幅な利下げに踏み切るとの見方が後退したことなどで、前日の米長期金利が上昇。日米金利差の拡大を意識したドル買い円売りが先行した。  日銀の植田和男総裁は23日、衆院財務金融委員会の閉会中審査で「金融市場は不安定な状況で、動向を極めて高い緊張感を持って注視していく」などと述べた。市場では「想定内の発言」(外為ブローカー)との声があった。


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