1990年代に一世を風靡したおもちゃを、玩具各社が令和に相次いで復活させている。競技用ヨーヨー「ハイパーヨーヨー」や現代版ベーゴマ「ベイブレード」、電子ぬいぐるみ「ファービー」に新機能を搭載し、子どもだけでなく、当時のブームを経験した親世代にも販売を拡大したい考えだ。 バンダイは7月に「ハイパーヨーヨーアクセル」シリーズを発売した。ひもを引くと、手に持ったままヨーヨーを回転させられる機能を備えた。担当者は「子ども用と自分用を合わせて買う大人も多く、二世代ホビーになっている」と話す。同社は大人向けに“映える”動画もインターネットに積極的に投稿している。ハイパーヨーヨー第1弾は97年発売で、これまで世界で約3千万個を販売した。 タカラトミーは99年に人気になった「ベイブレード」の最新版「ベイブレードX」を昨年発売した。コマを戦わせる「スタジアム」の側面とコマの軸がかみ合うと加速する仕組みを取り入れた。当初は過去の作品をよく知る大人の購入者が多く、現在は小学生以下が8割程度になった。
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