三菱UFJ銀行はインドのノンバンクのDMIファイナンスに279億インドルピー(約480億円)を出資する。2023年に続く追加出資となる。同社は融資の手続きがオンラインで完結するサービスを手掛けている。連携が進展していることを踏まえ、一段と成長を取り込むために追加出資を決めた。
出資比率は非公表としている。持ち分法適用会社にはならないもようだ。三菱UFJは23年に191億インドルピーを出資していた。DMI社はこれまで銀行などの融資を受けられなかった貧困層への融資に強みを持ち、顧客は累計で1500万人に達する。DMIにとって成長のための資金調達を進める意味合いもある。
三菱UFJは24年に入り、タイのスマートフォン決済最大手のアセンドマネーやフィリピンのスマホ決済最大手グローブ・フィンテック・イノベーションズに相次ぎ出資している。デジタル技術に強みを持つノンバンクへの出資を進め、現地の成長を取り込む狙いがある。
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