東京商工リサーチの調査によると、北国フィナンシャルホールディングス(FHD)傘下の北国銀行をメインバンクとする企業の38.3%が、2023年1〜12月期に増収増益を達成した。千葉の京葉銀行(39.2%)に次ぐ全国2位だった。北国銀の2位は2年連続。東京商工リサーチによると前年の反動で一時的に比率が上がることはあるが、2年連続は珍しいという。
同社の企業データベースにある約158万5800社のうち、業績が判明している企業を対象とした。22年は北国銀行をメインバンクとする企業の37.6%が増収増益だった。東京商工リサーチの担当者は「北国FHDが進めてきたコンサルティング事業などの成果が出ているのではないか」と話す。
北陸3県にある4万7248社を対象にしたメインバンク調査も実施した。2024年3月末時点で、北陸銀行が27.2%で首位だった。2位は北国銀行(20.6%)、3位は福井銀行(15.8%)と各県のトップ地銀が続いた。富山第一銀行(4.83%)が順位を5位に下げ、福井信用金庫が4位(4.9%)となった。
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