国土交通省が3月に発表した地価公示(2024年1月1日時点)では、全用途の全国平均は2.3%上昇、バブル期以来33年ぶりの伸び率を示した。本稿では、1平方メートル当たりの地価の高い「上位505地点」をランキングした。
国土交通省の「不動産情報ライブラリ」で公表されている各地点の鑑定評価書から、上位の地点の特性を見ていく。
→地価の“上昇率”でランキングした「20%超は29地点『全国地価上昇率ランキング500』」はこちら。
1000万円超えは60地点に
首位は東京都の商業地である中央区銀座4丁目。1平方メートル当たり地価は5570万円で、坪当たりに換算すると、約1.8億円となった。鑑定書には、「近隣は我が国を代表する商業地域として国内外に高い名声を誇り、売買・賃貸共に需要は強いが、供給は極めて少ない。低層階店舗賃料は上昇傾向にあり、取引利回りは低下傾向で、地価は上昇傾向」と記載されている。
4位までは銀座の商業地が占め、15位までは東京都内の地点が続くが、16位には大阪市の商業地である北区大深町がランクイン。地価は同2360万円となった。「梅田中心部の大型オフィス需要は堅調であり、都心における百貨店、飲食店等についてもコロナ禍が明け回復基調が鮮明であり、さらなる回復が期待される」とある。
東京、大阪以外で上位にランクインしたのは、24位の愛知県名古屋市の中村区名駅4丁目で、地価は同1950万円。32位に入った神奈川県横浜市の西区南幸1丁目は同1660万円、49位の福岡県福岡市の中央区天神1丁目は同1180万円となった。
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まずは1~50位
次は51~100位
次は101~150位
次は152~200位
次は202~249位
次は251~299位
次は301~348位
次は351~400位
次は401~450位
最後に451~497位
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