【サンパウロ共同】アルゼンチンの国家統計院は14日、7月のインフレ率が前年同月比263・4%だったと発表した。6月は271・5%で、3カ月連続で縮小したが、なお高水準が続いている。ただ、前月比では4・0%と今年に入って最も低い水準となり、沈静化の兆しも見られる。  アルゼンチンは高インフレが長期化し、通貨ペソが対米ドルで下落したほか、経済危機が深刻化している。ミレイ政権が公務員削減や国営企業の民営化推進などの構造改革に着手する中、直近3カ月は前月比のインフレ率がいずれも4%台を維持している。  アドルニ大統領報道官は「問題の解決に必要なことは全て取り組んでいる」と述べた。


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