第四北越フィナンシャルグループ傘下の第四北越銀行は9日、「佐渡島の金山」の国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産登録決定を記念し、実行額の一部を寄付する事業者向け融資の取り扱いを同日から始めたと発表した。寄付金は遺跡や構成資産の保護などに充ててもらう。貴重な文化財を保全し次の世代に伝え、地域社会の発展などへ貢献する。

寄付型融資は地域の脱炭素化に取り組む法人や個人事業主を対象にしたローン「Biz-Ecology」に〈佐渡島の金山〉を新たに設け、融資実行額の0.05%相当を新潟県佐渡市に寄付する。寄付金は資産保護のほか、周辺環境の保全や文化的景観の保護などの事業に充ててもらう。

「佐渡島の金山」私募債は法人を対象に、発行時に同行が受け取る手数料の一部を佐渡市に寄付する。寄付金の活用方法は融資と同様で、取扱期間はいずれも2025年3月末までとする。

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