7月19日、米首都ワシントン・ダレス国際空港でフライトの再開を待ちながら休む乗客=(ゲッティ=共同)

 【ニューヨーク共同】米デルタ航空は8日、7月に起きた世界的なシステム障害に伴う欠航などによって損害が生じたとして、IT企業クラウドストライクとマイクロソフト(MS)に少なくとも計5億ドル(約736億円)の損害賠償を求めていると明らかにした。  デルタによると、障害発生から5日間で約7千便が欠航。130万人以上に影響し、払い戻しなどで3億8千万ドルの損害が出たほか、1億7千万ドルの費用が生じたとしている。デルタは声明で「このような長さと規模の運航停止は容認できない」と指摘した。  システム障害は7月19日にMSの基本ソフト(OS)ウィンドウズ搭載のシステムで発生した。


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