【ニューヨーク共同】週明け5日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は3営業日続落し、前週末比1033・99ドル安(2・60%)の3万8703・27ドルで取引を終えた。下げ幅は2022年9月以来、約2年ぶりの大きさ。3営業日の下げは計2100ドル余りに上り、投資家のリスク回避姿勢が鮮明になっている。  米景気への懸念を背景に、日本や欧州などの世界の主要株式相場が軒並み大幅に下落した影響が波及し、全面安の展開となった。  米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ開始が遅れ米国の景気が減速するとの悲観的な見方が広がり、投資家からパニック的な売り注文が殺到した。下げ幅は一時1200ドルを超えた。朝方発表された米経済指標を手がかりに買い注文が入って下げ渋る場面もあったが、その後は売り注文に押された。  ハイテク株主体のナスダック総合指数も3営業日続落し、576・08ポイント安の1万6200・08だった。  個別銘柄では、半導体のインテルやITのアップルの下落が目立った。


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