三菱UFJ銀行、三井住友銀行、三井住友信託銀行、りそな銀行は31日、10年固定型の住宅ローン金利を8月から引き上げると発表した。長期金利の上昇を反映する。日銀は31日の金融政策決定会合で政策金利の引き上げと国債買い入れ額の減額を決めた。固定型、変動型ともに住宅ローンの金利が上昇していく可能性がある。
三菱UFJ銀は10年固定の最優遇金利を8月から0.02%高い1.27%に、三井住友銀は0.1%高い1.85%に、三井住友信託銀は0.02%高い1.415%に、りそな銀は0.04%高い1.79%に設定する。みずほ銀は1.45%に据え置いた。大手5行平均の金利は0.036%高い1.555%と、2カ月ぶりに上昇に転じた。
住宅ローンの金利は大きく固定型と変動型の2種類に分かれる。固定型は長期金利、変動型は短期金利に連動する。最近は住宅購入者の7割が金利の低い変動型を選ぶとされる。
多くの大手行は短期プライムレート(短プラ)に連動して変動型の基準金利を決めている。ソニー銀行は8月から変動型の基準金利を0.2%引き上げる。
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