サーキュラーエコノミーの推進に関する関係閣僚会議であいさつする岸田首相(手前)=30日午前、首相官邸
政府は30日、資源を再利用して有効活用するサーキュラーエコノミー(循環経済)の推進に関する関係閣僚会議を初めて開いた。脱炭素化に向けプラスチックや太陽光パネルなど再生材料の普及を目指し、岸田文雄首相は年内に包括的な政策を取りまとめるよう指示した。 首相は会議で「制度面での対応も強化する」と述べた。政府は製造業に対し再生プラスチックの使用義務付けや、再生材製品を購入する際の補助金導入を検討する。使用済み太陽光パネルのリサイクル義務化の仕組みも設ける考えだ。 循環経済は再利用や再資源化のほか、資源の消費量を抑えて廃棄物削減を図る考え方で、欧州で関連施策が先行している。
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