新本店ビルには事務センター、研修センターの機能も集約する(イメージ)

常陽銀行は25日、水戸市内に新本店ビルを建設すると発表した。市中心部にある現在の本店ビル近くで駐車場として利用する5600平方メートルほどの用地に建てる。建物は8階建て程度を想定し、延べ床面積は約2万5000平方メートルと現状の2倍ほどとなる。早ければ2026年1月に着工し、2029年3月期中の完成・稼働を予定する。

今後設計を本格化して詳細を詰める。総工費は未公表だが、数百億円規模とみられる。同じ水戸市内にある事務センターや近隣の茨城県笠間市にある研修センターの機能を集約する。働く人員の総数は現時点で約1000人を予定する。

現在の本店ビルは1965年に完成し、築59年が経過している。耐震性などは問題ないが設備が古くなっており、新本店に機能を移す。現本店の跡地の活用法は未定で、「周辺地域の活性化に資するような活用方法を、地域の皆さまのご意見なども踏まえながら検討していく」としている。

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