セブン&アイ・ホールディングスのロゴマーク=東京都千代田区

セブン&アイ・ホールディングスの「物言う株主」で米投資ファンド、バリューアクト・キャピタルは18日、セブン&アイがイトーヨーカ堂などのスーパー事業を分離し、新規の上場を目指す方針について賛同を表明した。これまで対立していた両社の関係が改善されることで、経営の安定につながりそうだ。

バリューアクトは分離方針について「株主価値を高め、コンビニとスーパーの両事業を強化する」と評価した。5月に予定されるセブン&アイの定時株主総会では取締役候補者の選任に賛成するという。株式の保有割合は明らかにしていない。

バリューアクトはこれまでコンビニ事業への集中を再三要求し、セブン&アイと対立。令和5年の定時株主総会では井阪隆一社長の再任に反対していた。

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