三菱HCキャピタルは11日、新電力の設立などを手掛けるパシフィックパワー（東京・千代田）と共同で、新電力の設備導入や資金計画を支援するための特別目的会社（SPC）を設立したと発表した。再生エネルギー事業で得た知見を活用して、発電設備の導入にかかる専門性の高い業務を支援する。

環境省から脱炭素先行地域に指定されている滋賀県湖南市と高知県日高村にそれぞれSPCを設立した。同地域に採択された自治体では、新電力会社が公共施設などに再生エネルギー由来の電力を提供する。

三菱HCキャピタルは国内の出力数で1200メガワットの設備を保有する発電事業者でもある。これまでに培ったノウハウを生かして新電力の業務を支援する。太陽光発電や蓄電池の設備を新電力にリースして、新電力の初期費用を抑える。

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