シラスウナギの取引価格と種苗量の動向

 土用の丑の日が24日に迫り、ウナギ商戦が活況を呈している。今年も猛暑が予想される中、小売店は夏バテ防止効果を訴え、商機と意気込む。消費者の幅広いニーズを取り込もうと、串に刺したかば焼きや太巻きなど品ぞろえも多様だ。生産者団体などによると、供給量は例年並みの見込みだが、養殖ウナギの生産コストの高騰で価格は高止まり傾向が続きそうだ。  イオンリテールは、焼き鳥のように串に刺した中国産ウナギのかば焼き(4本入りで861円)などを販売。おつまみとしてそのまま食べられる手軽さが売りだ。近鉄百貨店は今月、大阪市のあべのハルカス本店に専門店を開業した。静岡・浜名湖産の良質なウナギを使ったうな重はカリカリとした皮が特徴の関西風で、地元客から人気だ。  ローソンは関東の1都6県で、今年の恵方巻き作りで余ったホタテや銀ダラのほぐし身を刻んだウナギと合わせた「もったいない海鮮うなぎ太巻」(1080円)を予約販売。広報担当者は「すき焼きや焼き肉と合わせた商品もある。食べて暑い夏を乗り切ってほしい」と話す。


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