全国銀行資金決済ネットワーク(全銀ネット)が入る全国銀行協会のビル

全国銀行資金決済ネットワーク(全銀ネット)は18日、全国銀行データ通信システム(全銀システム)の更改へ検討組織を立ち上げたと発表した。システム更改の方向性を検討するタスクフォースと、その下にスマートフォンでの利活用などを検討するワーキンググループ(WG)を設置した。システムの更改に向けて検討を進める。

15日付で「資金決済システム高度化検討WG」を設置した。外部のシステムと連携する「API」を使い、スマホによる送金などに全銀システムがどのように活用できるかなどを議論する。従来置いていた「全銀システム高度化検討WG」で検討してきた方向性を明確にする。

大手銀行やスマホ決済のPayPayなどが参加する。検討組織の設置期間は2025年3月末まで。システムの更改時期は27年を想定していたが、昨年10月に起きたシステム障害で検討作業を一時的に停止した経緯がある。

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