福島銀行

福島銀行は16日、SBIホールディングス(HD)の傘下企業などが開発した新しい勘定系システムを稼働させたと発表した。SBIグループが展開する新システムを導入するのは同行が初めて。新システムへの移行により事務量を減らし、コストの削減や業務の効率化を狙う。

新システムはSBIHD傘下のSBI地方創生バンキングシステム(東京・港)とIT(情報技術)企業のフューチャーアーキテクト(東京・品川)が共同開発した。米アマゾン・ドット・コム傘下のアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)のクラウド上に構築される。

福島銀行は新システムの導入によって顧客の出入金や振り込みなどの伝票を原則廃止する。電子データでの管理を推し進め、印鑑も不要となる。業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)化により事務量を50%減らせるという。

窓口に配置する人員を減らし、コンサルティング業務など高付加価値を生み出せる領域に転換する。外部機能と連携しやすくすることで、フィンテック企業のもつ新しい金融商品やサービスが取り入れやすくなる。

福島銀行は2019年にSBIHDと資本業務提携契約を締結した。

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